【レビュー】HAKUBA「電子防湿庫 E-ドライボックス 25リットル KED-25」

2018年11月07日
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カメラ
先日、カメラを保管しておく簡易的なドライボックスのレビューをしましたが、今回は電子制御式防湿庫をレビューします。

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http://www.hakubaphoto.jp/products/detail/0101160099-4H-00-00

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HAKUBA 電子防湿庫 E-ドライボックス 25リットル KED-25

湿度方式 乾燥剤除湿方式
材質 [キャビネット]スチール製粉体塗装(黒)
[扉]強化ガラス、マグネット式ガスケット
定格消費電力 20W
電源 AC100V 50-60Hz
内形寸法 W356×H230×D310mm
外形寸法 W358×H270×D315mm
容量 25L
重量 5.6kg
付属品 鍵×2、底マット×1、アジャスター足×1(装着済み)

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防湿庫とは?


その名前の通り、湿気を防止する入れ物の事です。完全に湿気を防いで湿度ゼロにする訳ではありません。カメラに興味が無い方でも、カメラ本体やレンズにカビが発生するという事をご存知の方は多いと思います。

カビは高温多湿を好み、条件が合えばすごい勢いで成長していきます。気温20度、湿度60%辺りからカビが発生しやすくなります。ホコリやゴミ、人間の油脂がカメラに付着したままだと、更に発生する条件が揃います。

当然ですが、押し入れやクローゼットに入れっぱなしにしていたり、汚れたまま保管することはNGです。カバンやケースに入れっぱなしにするのも良くないです。換気の良好な室内でも湿度が高ければカビは発生しやすくなります。

こういったカビからカメラを守るために、湿度を適正に保てる防湿庫は必要不可欠になります。カメラに良いと言われている湿度は40%辺りで、防湿庫なら最適な湿度でカメラを保管することが出来ます。

カビが発生したカメラの修理には数万円かかることもあります。精神的にもよろしくないので、カメラを購入したら防湿庫も一緒に用意しましょう。

本格的な電子制御式防湿庫が理想ですが、安価なボックスタイプの物でも大丈夫です。後々電子制御式防湿庫を買ってボックスタイプが不要になっても、ボックスタイプなら食品の保管庫として再利用出来ます。海苔やお餅を入れておくのに丁度良いです。食品以外でも様々な用途に使用できますので、無駄にはなりません。

ボックスタイプの防湿庫


電子制御式防湿庫


ボックスタイプの特徴


長所
・初期投資が安価
・スペースが有ればどこでも置いておける
・物理的破損が無い限り、故障リスクが無い

短所
・乾燥剤の交換が定期的に必要
・ランニングコストが電子制御式防湿庫に比べて劣る
・見た目がよろしくない


電子制御式防湿庫の特徴


長所
・安定した湿度管理が容易
・ランニングコストが安い
・ガラス扉のケースは見栄えが良い

短所
・初期投資が高価
・電源(コンセント)が必要


製品画像・レビュー


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正面

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裏面

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電子制御ユニット

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電子制御ユニット(内部)

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電子制御ユニット(内部)

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電子制御ユニット調整ダイヤル

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ガラス扉の温度・湿度計

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ガラス扉の温度・湿度計裏側

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ガラス扉の鍵

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カメラが傷つかないように開口部下側にエプトシーラーを貼った

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付属の内部に敷くスポンジ

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ユニットから奥行きを測定

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開口部縁まで約255mm

内形寸法 W356×H230×D310mm

奥行きに関しては湿度計や電子制御ユニットがあるので、実際に使用できる範囲は狭くなります。測定した数値は約255mmです。310mmとは程遠いですね。ダイヤルを入れると更に約20mm短くなります。メーカーサイトの数値は、ガラス扉のガラスからユニットを含まない距離を測定した数値でしょう。

湿度計やダイヤルはともかく、25Lモデルだと電子制御ユニットが奥側パネルのど真ん中にあるので、これを含めた数値で表記して欲しいものです。もしくはユニット含まずと表記しておいて欲しい。こういったものはメーカーの信頼性に繋がる大切な事だと思います。このシリーズの防湿庫の購入を検討されている方が居たら、寸法に関しては注意した方が良いかと思います。

ちなみに、外部寸法も電子制御ユニットを含んでいない数値になっています。

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ユニット含め約348mm

外形寸法 W358×H270×D315mm

ユニットを含めない寸法は表記している数値で合っています。ユニットを入れると約348mmになります。こちらもユニット含まずと表記するべきでしょう。

付属の電源ケーブルがちょっと硬めで取り回しにくかったので、アイネックス AC電源ケーブル 極細L型タイプを使用しています。ケーブルが横を向いて良い感じです。


HAKUBA 電子制御式防湿庫のラインナップの中では、このKED-25は容量が25Lで一番小さいタイプです。一眼レフカメラ本体1~2台とレンズ2~3本入りそうな容量です。カメラ初心者の方には十分な容量かと思います。ある程度揃える予定がある方は、もう一つ上の40Lタイプの方が良さそうです。

容量が25Lと小さいお陰なのか、湿度が安定するまで早いです。通常は強さを「中」に設定して使用しますが、十分な除湿性能です。

扉を開けて湿度が高くなっても、閉じればすぐ最適な湿度に戻るので非常に使いやすいです。日常的にカメラを使う方は電子制御式防湿庫の方が幸せになれると思います。

全体的な品質ですが、塗装が綺麗で気になるような傷もありませんでした。溶接跡は塗装されていて分かりませんが、処理は丁寧だと思います。アナログな湿度計はメッキリングが付いており格好良いです。こういった作りは所有感を満たしてくれます。

デジタル湿度計に比べてアナログ湿度計は単純な作りなので故障リスクは少ないです。デジタルはLEDセグの消耗で暗くなったりLEDが切れて不点灯になる事があります。アナログならそのような事はありません。長く使うのでしたらアナログ湿度計がお勧めです。

尚、湿度計は一般的に3~5年ほどで寿命と言われています。年数が経つと誤差が大きくなっていくので、気になる方は数年に一度、湿度計を交換した方が良いと思います。

この防湿庫に使われているメッキリング付きの湿度計は、扉にネジ止めされているスチールのベースにはめ込んであるだけですので簡単に外すことが出来ます。本体外径(手前のリング部分では無く裏側の直径)は同メーカーの「湿度計C-44」と同じなので、壊れてもそのまま入れ替えることが可能です。こちらを取り付けた場合、メッキリングが無いので直径が小さくなり見栄えが悪くなります・・・。

内部に敷くスポンジが付属していますが、軽くて安っぽいので気になる方は別のスポンジを用意した方が良いと思います。僕は開口部縁にカメラが当たって傷つかないように、エプトシーラー(耐久性の高い発泡ゴム)を貼り付けました。

ニトムズ 住宅用気密エプトシーラー 厚み10mm×幅10mm×長さ5m


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カメラ: Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 80D
カメラ寸法: 約139.0(幅)×105.2(高さ)×78.5(奥行)mm

レンズ: Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135㎜ F3.5-5.6 IS USM
レンズ寸法: 77.4(直径)×96.0(長さ)mm

まとめ


このサイズの防湿庫を検討している方は、初心者かボックスタイプからのステップアップの方が殆どだと思います。電子制御式防湿庫はボックスタイプと比べると高価なため、なかなか手を出しにくいと思います。

初期投資が高価ですが、ランニングコストの面では電子制御式防湿庫の方がボックスタイプより優れています。電気代は月に数十円と安価です。

ボックスタイプだと定期的に乾燥剤の交換が必要なため、カメラやレンズの台数が多くなると、ボックスの個数、乾燥剤の消費量が増えます。また、季節によっては乾燥剤の量を増やしたり減らしたりする必要が出てきます。それに対して電子制御式防湿庫は半自動で制御しますので、湿度管理が容易です。

なにより、電子制御式防湿庫なら扉を開けばすぐにカメラを取り出せますし、仕舞う時も手間がかかりません。ボックスタイプは蓋を外して上から取り出すので、落下させて他のカメラやレンズを破損させるリスクがあります。日常的にカメラを使用するなら、扉タイプの方が使いやすいし安全です。

精密部品の塊のようなカメラを大切に保管したいなら、扉タイプの電子制御式防湿庫を検討するべきだと思います。ボックスタイプでも機能的には問題ないですが、少しでも予算があるなら電子制御式防湿庫をお勧めします。

以上、「HAKUBA電子防湿庫 E-ドライボックス 25リットル KED-25」のレビューでした。






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