ヴェゼル ハイブリッドのスパークプラグ交換を敢行する。
管理人のヴェゼル ハイブリッドは今年で6年目になるが、スパークプラグ(点火プラグ)は一度も交換していない。距離はあまり乗っていないが不調になる前に交換することにした。まぁ来年の車検でやってもらっても良いのだが。ちなみに、ヴェゼルは新車購入である。
今回用意したスパークプラグは、「DENSO イリジウムタフ」で純正品ではない。
製品の品番は「VFXEHC22G」でヴェゼル等に適合している。純正品はNGKなので同じメーカーでも良かったのだが、Amazonを見たときにDENSOの方が安かったのでこちらにした。NGKとDENSOを比較しても性能の違いは殆ど無い。整備士目線で言えば、ノリと気分で選んで良い。イリジウムプラグと言えばDENSOである、個人的に。
スパークプラグの交換はサンデーメカニックレベルの人であれば簡単な部類であるが、車種によっては交換が面倒な場合がある。ヴェゼルは特に難しくないので工具が揃っていれば割と簡単である。必要な工具は、14mmのプラグレンチ(ソケット)と、イグニッションコイルを固定しているボルトを外すための10mmソケットである。プラグレンチに使うエクステンションは適切な長さを用意しておかないと作業が難航すると思う。プラグレンチは意外と精度が重要なので、大陸製の安物ツール等の使用は控えた方が良い。
最近のクルマはスパークプラグが細いので、従来の大きいサイズのプラグレンチしか持っていない人は事前に用意しておく。ヴェゼルは14mmサイズ。
まずはボンネットを開ける。インテークマニホールドの奥にヘッドカバーがある。
4つ並んでいるものがイグニッションコイル。頭が10mmサイズのボルトで固定されている。カプラーの接続とボルトを外せば、イグニッションコイルが取り外し可能になる。上に引っこ抜くだけである。
イグニッションコイルを取り外した状態。プラグホールはスパークプラグを取り外す前にエアブローしておくとベター。エアツールがあればの話だが。
取り外したイグニッションコイル。どれがどのシリンダーのイグニッションコイルなのか分かるようにしておき、ちゃんと元に戻せるようにしておく。ぶっちゃけどれも同じなので入れ替わっても問題ないが。
スパークプラグを取り外す。大きなトルクは必要としない。
左が新品の「DENSO イリジウムタフ」で、右が取り外した純正プラグ。
ちょっと分かり難いが、目視で確認する限り消耗はほぼ無い。4万キロ弱しか乗っていないので当然である。純正プラグ(イリジウムプラグ)の交換時期は10万キロなので、まだ交換時期ではない。まぁ5年超えているし、早めに交換しておくに越したことはない。乗り方によっても多少消耗具合が変わるので、個人的には5年か5万キロを超えたら交換して良いと思う。不調だと気づいてから交換するのでは遅い。
スパークプラグの組付けは分解とは逆の手順である。スパークプラグの締め付けトルクはメーカーサイトで公開されている。トルクレンチが無い場合、締め付ける角度で判断することも可能。このスパークプラグはガスケットがヘッドに接触してから1/3回転である。中には1/2回転だったり3/4回転だったりサイズによって異なるので、ちゃんと確認しておく。こういった締付け角度は新品時のものなので、再度分解して組み付ける場合は異なる。これもメーカーサイトで公開されているので覚えておくと良い。大抵は1/10~1/12回転で問題ない。管理人は整備士なのでスパークプラグの締め付けは体感である。
今回のプラグ交換で何か違いが分かったのかと気になると思うが、正直体感はできない。元々の純正プラグがあまり消耗していないからである。燃費を計測しても誤差程度の違いしかないだろう。燃費は興味ないので普段から気にしていないが。
以下は、ヴェゼルに適合するスパークプラグ。購入する場合はメーカーサイトにて自分のクルマの適合を必ず確認しよう。
以下は、同時に行ったエアクリーナー交換の記事。