Noctuaの高性能なCPUクーラーとケースファンでパソコンの冷却性能を強化するぞ!
用意したパーツ
1,NH-U12A
巷で最強と言われている空冷CPUクーラー。ハイエンドツインタワークーラーと同等以上の性能。
2,NF-A12x25 PWM
12cmサイズのケースファンの中では現状最高性能だと思う。静音性、静圧性、風量のバランスが良く、中でも静圧性能は圧巻の一言。価格は3500~4000円辺りと高価。
3,NF-A14 ULN
Noctuaの中では定番の14cmケースファン。NF-A12x25と比べるとファンブレードの形状が異なるが、こちらも優秀なケースファンである。価格はNF-A12x25と比較して若干安価。
CPUクーラーのNH-U12Aを2個、ケースファンのNF-A12x25を4個、NF-A14を3個。メインパソコンとサブパソコン2台分のパーツを用意した。
メインパソコンに取り付け
いきなり完成した画像。
このパソコンで使用しているケースは「be quiet! DARK BASE 700」で、倒立レイアウトに変更可能なATXケースである。フロントパネルの空気取り込み部分の内部形状が静音重視のためか複雑な作りになっている。吸気抵抗が大きそうなので静圧性能の優れているものが良いだろうと判断し、NF-A12x25を選択した。
14cmサイズが3個入ればNF-A14を3個でも良いのだが、このケースはフロントに14cmサイズが2個までしか取り付けできない。NF-A14を2個よりもNF-A12x25を3個の方があらゆる面で優れているだろう。コストはかかるが。ちなみに、リアは12~14cmサイズが取り付け可能だが、NF-A12x25になっているのは自己満足である。
この状態で実際に動作させてみると、静圧性能が強烈なのかパソコン後方から全体的に暖かい空気を排出している。倒立レイアウトだとGPUの温度がアイドリング時に比較的高くなりやすいのだが、純正の「Silent Wings 3」2個(吸気排気各1個)と比較してファン交換後は3~5℃ほど下がった。ケースファンの変更だけだと、CPU温度に関しては殆ど違いは無かった。
長尾製作所の「VGAサポートステイ」を天面側に固定し、ビデオカードがたわまないように支えている。それと、NBROS(長尾製作所)の「VGA 拡張カード用 ファンクーラー」というPCIeスロットに取り付ける追加の冷却ファンが取り付けてあるが、検証中は動作させていない。
ついでにパソコン本体を乗せるスタンドも自作してみた。パイン集成材にカーボンシートを貼り付けてキャスターを取り付けただけ。作るのはとても簡単。パソコン本体は机の下に設置しているので、キャスターが付いていた方が色々と楽なのだ。
サブパソコンに取り付け
こちらはもうひとつのパソコン。ケースは「Fractal Design Define R6」。
このケースの冷却性能は優秀で、フロントファンの静圧が弱くてもそこそこ冷えるようになっている。全部NF-A12x25でも良かったのだが、それだと面白くないのでこちらはNF-A14にしてみた。
CPUクーラーをNH-U12Aの状態で比較してみたが、Define R6純正の付属ファン3個とNF-A14を同じ回転数に設定してCPUの温度を見ると、NF-A14交換後は全体的に1~2℃程下がっていた。効果は出ている模様。ファンノイズもNF-A14の方が静かである。尚、GPUに関しては違いが分からなかった。
CPUクーラーのNH-U12Aに関しては、以前レビューしているのでそちらの記事を参考にして頂きたい。
まとめ
これから暑くなるし、パソコンのクーラーやファンを取り替えたいと思っている人もいるだろう。管理人は予算に余裕があるときはNoctua製品を購入しているが、普通に使用するならNoctuaでなくとも良いと思う。そこそこの性能のケースファンであれば冷却性能は左程変わらないし、CPUクーラーもコスパに優れるものは色々とある。
管理人イチオシなのがサイズの製品で、CPUクーラーであれば「風魔弐」や「無限五」辺りが良いと思う。ハイエンドCPUでないなら「虎徹 Mark II」で十分。ケースファンも同社のものが価格の割に高性能なのでおすすめ。Noctuaの記事でサイズを勧めるのもあれなのだが、コスパに関してはサイズの製品が最強だと思う、個人的に。