ヤマハ(YAMAHA)「NX-50 パワードスピーカー」【レビュー】

ZPGBF管理人

パソコン用アクティブスピーカー、ヤマハ「NX-50 パワードスピーカー」のレビューです。
色はブラック、ホワイト、シルバーで悩みましたが、DENON PMA-60と見た目を揃えるためにシルバーにしました。まぁこの3色なら何色でも良いんですがね。肝心なのは快適に使用出来るかです。

YAMAHA公式サイト
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/desktop_audio/nx-50/index.html

コンパクトなボディに高音質技術を詰め込みました。7cm口径のフルレンジユニットは、入念な音質評価とチューニングを繰り返しながら独自に開発。心地よい音の広がり感とともに、全帯域にわたって自然な音質が得られます。さらに、前面に設けたバスレフポートにより、サイズを超えた低音再生を可能にしました。上向きに傾斜したボディデザインは、再生される音声とテレビやPC画面の高さ感を揃えるとともに、キャビネット内の平行面を減らし音の内部干渉も低減。クリアな音質を保ちます。また、音量に合わせた低域補正を自動で行うラウドネスコントロールも搭載。小さなボリュームでも迫力のある再生音を実現しています。
大型テレビはもちろん、小型テレビやPCサイドなどの小さなスペースに気軽に置けるよう、スリムな幅83mm、高さ184mmのコンパクトサイズに仕上げました。フロントグリルには高級感あふれるパンチングメタルを採用。高い開口率で音への干渉も低減しています。また、ボディーカラーは、お手持ちのテレビやお部屋のインテリアなどに合わせてお選びいただけます。
テレビやPC、スマートフォン、タブレットなどのヘッドホン端子に採用されているステレオミニジャックを2系統装備。付属ケーブルでつなぐだけの簡単接続で、気軽に使えます。また、入力信号の有無によって自動で電源ON/OFFする「オートスタンバイ機能」を搭載。たとえばテレビをつけると、テレビからの音声入力により本機も連動して電源ON。テレビを消すと約30分後に本機も自動的に電源OFFと、省エネに配慮しながら便利さも追求しています。さらに、「おまかせミックス機能」により、入力端子に接続した2つの機器のソース切り替えも不要。ケーブルをつなぎ替えずにヘッドホンを使えるよう、本体前面にヘッドホン端子も備えました。すぐに使えるシンプルさで、音楽生活をカジュアルに楽しめます。

YAMAHA公式サイト





製品画像


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外観・サイズ


飾り気のないシンプルなデザインで、どんなインテリアにも合いそうです。カラーリングは5色で、ブラック、シルバー、オレンジ、パープル、ホワイト。カラーリングの違いはパンチングメッシュのスピーカーグリルの色が異なるだけで、本体のカラーはブラックになります。ホワイトだけ本体がホワイトカラーに統一されています。

本体はマットな質感の樹脂製で塗装はされていません。表面はマットと言うより半光沢の仕上げです。光沢ではないので傷や指紋はそこまで目立ちませんが、ベタベタ触ると目立ちます。YAMAHAロゴとボリュームダイヤルがある部分だけ見た感じ塗装になっています。ヘッドホンプラグを当てて剥がれないか心配になりますが、日常的に使用するのには問題ないでしょう。質感は価格相応。

本体サイズですが、83mm(幅)×184mm(高さ)×184mm(奥行き)になります。この辺りのサイズのスピーカーは多くの方に需要があり、設置するのにサイズが問題になることは無いでしょう。

ちなみに、コツが入りますがスピーカーグリルは引っ張ると外せます。工具不要です。自分で色を塗り替えたり、上からサランネットを張って落ち着いた見た目に改造するのも一興かと思います。


機能・操作性


電源スイッチはボリュームダイヤルの右側にあり、プッシュ式で感触は良好です。電源がオンのときは電源スイッチ右側にあるホワイトLEDが点灯します。このLEDは眩しくないので、暗い部屋でも気になりません。

ボリュームダイヤルの回転は非常にスムーズで、適度に抵抗があります。安物に良く見られるような回転トルクの変動はなく、最小から最大まで一定のトルクです。ボリュームがいきなり大きくなったり小さくなったりする箇所もありません。流石、YAMAHAです。

音声信号が無い場合、約30分後に自動で電源が切れるようになっています。信号が入力されれば即座に電源が入ります。尚、この機能の切り替えは出来ませんので注意です。

入力端子は2系統あり、どちらも3.5mmステレオミニプラグに対応します。ヘッドホン用ミニジャックは前方にあります。ヘッドホンの音質はパソコンに直刺しと同等かそれ以上です。一般的なヘッドホンアンプには劣ります。

これの上位機種である「NX-B55H」はBluetooth対応ですが、本機には搭載されていません。


パワー・バランス


十分な出力があり、ニアフィールドで使用する分には不足は感じません。左右の音量バランスは良好で、ボリュームを絞った状態でもギャングエラー(左右音量差)は皆無です。


音質


本体サイズが小さくスピーカーが小口径なので、ブックシェルフスピーカーのような音は出ません。臨場感を高める処理がされていると公式にあるとおり、調整された音が出ます。いわゆる低音高音が強めのドンシャリサウンドです。臨場感はありますが、ナチュラルな音質ではありません。以前、「BOSE Companion 2 series III」を使用していたのですが、NX-50はこれに近い音質だと感じました。ただ、BOSEにありがちな重低音がワンテンポ遅れて響くような事は無いので、不自然さはあまり感じません。

電源オンで音を出していないとき、ホワイトノイズが聴こえます。部屋が静かだと50~70センチの距離でも分かります。それ以上離れれば気になりません。

高域の指向性が狭く、リスニングポジションが10~20センチ左右にずれるだけで音質の変化が分かります。置く高さや向きで音質がかなり変化するので、神経質な人は気になるかも知れません。高音質に聴こえる範囲は前方20°位の範囲です。これを外れると高域が沈み、曇った音質になります。まぁこの辺りの価格帯のアクティブスピーカーはどれも似たような感じです。音質に拘るのであれば、「BOSE Companion 2 series III」などの価格が高めのスピーカーを買った方が幸せになれます。

ただ、NX-50にも良い点はあります。前面バスレフなので、スピーカーを設置する場所の奥行きが無い環境では最適かと思います。こういったパソコン用スピーカーを設置する場所を広く取れない方は多いと思いますので。


スピーカー周波数特性


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NX-50 周波数特性

こちらのグラフはNX-50の周波数を測定したものです。ホワイトノイズを出力し、前方にマイクを置いて測定しました。オレンジ色のピーク線を参考にしてください。この波形は信用出来るのか疑問だったので複数のマイクを差し替えて試しましたが、どれ使っても似たような波形になりました。

5k~10kHz辺りが強めの特性だと言えます。ある程度誤差はあるでしょうが、NX-50は高域が強いということになります。ちなみにこのソフト、100Hz以下の低域の感度が悪いです。それと、高価な機材を使用しているわけではありませんので参考程度にお願いします。


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Creative Pebble 周波数特性

こちらの波形は、以前レビューした「Creative Pebble」の周波数特性です。USB給電の安価なアクティブスピーカーですが、波形見るとやはり高域強めです。ボリュームを上げなくても聴きやすいように調整しているのでしょうね。実際、人の声など聞き取りやすいです。音楽鑑賞には向いておりませんが。


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Wharfedale REVA 2 周波数特性

こちらはデスクトップで使用しているオーディオシステムのスピーカー周波数を測定したものです。低域から高域にかけてほぼフラットです。波形を見る限り少しドンシャリ特性のようですが、測定している部屋の特性も影響していると思います。このスピーカーは明るく元気な音色です。

大抵のブックシェルフスピーカーはこういったフラットな特性です。特に大型のスピーカーはある程度音量を上げないと綺麗な音は出ませんので、ニアフィールドで音量を絞って使用するのには不向きです。小さい音量で聴くならNX-50やPebbleのような小型スピーカーが適しています。ブックシェルフスピーカーなら、スピーカーユニットのサイズが8~10センチ辺りのものが良いです。

「Creative T12」もどこかにあったはずなので引っ張り出して来ようと思ったのですが、探しても見つからず。あと、「BOSE Companion 2 series III」は家族が使用しており、現在は手元にありません。一緒に比較したかったのですがね。まぁこれらはまた次の機会にでも紹介したいと思います。


まとめ


流石に売れているだけあってスキの無い優秀なスピーカーです。どれを買おうか迷っている場合、「Creative T12」や「BOSE Companion 2 series III」辺りが候補に上がるでしょうか。僕はBOSE、YAMAHA、Creative辺りのアクティブスピーカーは一通り使用しており、どれも良く出来ていると感じます。これらのメーカーを比較しても音質は大きく変わりません。見た目の好みや機能で選ぶのも良いかと思います。

アクティブスピーカーでどれを買おうか迷っているのであれば、どの分野でもオールマイティにこなせるNX-50が良いかと思います。僕が今まで使用してきたアクティブスピーカーの中では、聴いていて一番疲れないです。不自然な低音は無く高音もキツイ感じはしません。1万円を切るようであれば、コストパフォーマンスは良いと思います。

BOSEは低域の調整が露骨で少し不自然な感じがします。別の言い方をすれば迫力のある音質です。映画やゲームに向いていると思います。BOSEのスピーカーは、本当にこのサイズの箱からこんな音が出ているの?と思う程です。まぁ数千円の価格帯のスピーカーより遥かに高価なので、良い音出るのは当然なのですが。

とりあえず、近くに展示しているショップがあるなら試聴することをお勧めします。買ってから思っていたのと違うとなるとガッカリしてしまいますからね。

以上、ヤマハ(YAMAHA)「NX-50 パワードスピーカー」レビューでした。

(追記)BOSE Companion 2 series III レビュー記事です。
Bose「Companion 2 Series III multimedia speaker system」【レビュー】

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