ヴェゼル ハイブリッドのエアクリーナー交換を敢行する。
スパークプラグの交換と同時に行ったエアクリーナーエレメントの交換作業。管理人の記憶が確かなら、スパークプラグと同様にエアクリーナーも納車されてから交換していない。純正エアクリーナーの交換時期は概ね2~4万キロ程度なので、管理人のヴェゼルは丁度交換時期になる。実は最近エアクリーナーの汚れ具合を確認しているので、見た目から交換時期であることは既に分かっていた。エアクリーナーの汚れ具合は環境で結構変わるので距離は当てにならない。交換時期なのかを見極めるには目視確認が一番である。
総合的な性能で言えば、純正エアクリーナーが最高である。吸気効率よりも集塵性能の方が重要なので、拘りが無いなら純正が間違いない。しかし、それではブログのネタにならないので、「HKS スーパーエアフィルター」を用意した。性能に関しては天下のHKSなので問題ないだろう。
製品の品番は「70017-AH116」で、フィットやヴェゼルに適合している。
パッケージ裏面には、製品の概要がある。
詳しいことは良く分からないが、一般的な純正エアクリーナーよりも吸気効率が高いようだ。吸気抵抗が大きいとエンジン出力低下の原因になるので、吸気抵抗はなるべく小さい方が良い。それならむき出しタイプのエアクリーナーが良いだろうと思うが、吸気温度も関係しているのでどちらが良いとは言えない。吸気抵抗が大きいことよりも、吸気温度が高い方が問題だからだ。安易にむき出しタイプのエアクリーナーに交換することは、車種によってはパワーダウンや燃費の悪化に繋がる場合がある。
自動車に詳しい人であれば周知かと思うが、集塵性能に関しては純正エアクリーナーに勝るものはない。しかし、集塵性能は一定の基準を満たしていればエンジンには殆ど悪影響は無いので、低品質なエアクリーナーでもなければ問題はない。当然ながら、HKSもそれを念頭に置いて製品開発をしているだろう。何十年もクルマに乗るのでなければそこまで神経質にならなくても良い。エンジンが消耗する前に買い替え時期になるだろう。
最近のクルマは吸入空気量と吸気温度に合わせて噴射するガソリンの量を細かくコントロールしているので、多少吸気効率が落ちても燃費は殆ど変わらない。燃費を気にしてエアクリーナーの交換サイクルを早めるのは、あまり意味がない。
能書きはこれくらいにして商品を見てみる。パッケージの中身は、スーパーエアフィルターと交換時期を記入できるステッカーが入っている。
スーパーエアフィルターは外側と内側で、フィルターの目の粗さが異なる。
画像だと分かり難いが、実際に見ても良く分からない。光に透かして見ると純正エアクリーナーよりも目が粗いことが分かる。集塵性能は純正の方が優れているだろう。吸気抵抗はスーパーエアフィルターの方が明らかに低そうに見える。
それでは実際に交換してみる。まずはボンネットを開ける。黄色い丸く囲った部分がエアクリーナーボックスの蓋になる。
ヴェゼルの場合、エアクリーナーエレメントの交換は工具なしで行える。クリップが4箇所あるので、接続を解除するだけで蓋が外れる。
止まっているクリップを外したら、蓋を上に開ける。エアフロセンサーのハーネスはそのままでも作業可能。
蓋を外して見えるのは純正エアクリーナーエレメント。見えているのは内側なので綺麗。
外側はご覧の有様。4万キロ弱の割には汚れは少ない方だと思う。
スーパーエアフィルターをセットしたら、後は逆の手順で組み付ける。ヴェゼルの場合は付くようにしか付かないので、外側内側を間違えることはない。
ひとつ注意として、スーパーエアフィルターはゴムパッキンを使用しないフレームシールド方式となっている。ゴムパッキンが無いからといって焦らないように。しかし、一部の車種で純正エアクリーナーに付いているゴムパッキンは再使用するので、メーカーの適合表を確認した方が良い。再使用が必要な車種は備考欄に記載されている。
交換してから実際に走行をしてみたが、違いは良く分からなかった。正直な話、街乗りでエアクリーナーの違いが明確に分かる人は殆どいないだろう。普段からフルスロットルくれる人であれば違いが分かるだろうが。NAエンジンよりもターボエンジンの方がエアクリーナーの違いは分かりやすい。
こういったパーツは消耗品なので、メーカーが指定するサイクルで交換するのが最適である。スーパーエアフィルターの交換時期は、1万キロまたは12ヶ月となっている。純正品よりも目詰まりしにくいと謳いつつ交換時期が短いのは良く分からないが。まぁアフターパーツメーカーは少し大げさなので、自分で汚れ具合を確認し、必要に応じて交換するのが良いと思う。
ヴェゼル用スーパーエアフィルター(70017-AH116)の交換フィルターはSサイズが指定されているが、必要なサイズは約12×18センチの大きさなので、以下のM2サイズなら2個分切り出せる。Sサイズを買うよりこちらの方がお得。
以下は、同時に行ったスパークプラグ交換の記事。