クイックディスコネクトの追加及びファンと冷却水の交換

水冷パソコンを仮設置してしばらく使用したが問題なさそうなので、QDを追加して冷却水を交換する。

クイックディスコネクト フッティング

今回取り付けるクイックディスコネクト(以下、QD)は、KOOLANCE社製の「QD3-MSG4 No-Spill Coupling Male G1/4」と「QD3-FS10X13 Female 3/8in x 1/2in」で、オスがG1/4ネジで、メスが10-13mm コンプレッションとなっている。それぞれ4個ずつ用意した。お値段は全部で2万円弱、結構高い。
※クイックディスコネクトではなくクイックリリースという言い方が一般的かも。

左が「QD3-FS10X13 Female 3/8in x 1/2in」
右が「QD3-MSG4 No-Spill Coupling Male G1/4」

製品名に「QD3」とあるが、このQD3シリーズであれば互換性があるので組み合わせることが可能。同じシリーズであればショートタイプもノーマルタイプも関係なく組み合わせられる。QD4等、他のシリーズとは組み合わせ不可なので、KOOLANCEのQDを購入する際は注意。

メス側のロックを手前(画像では左)にスライドさせながら、オスに差し込む。少し抵抗があるが最後までしっかりと接続する。接続後は接続部分が自由に回転するようになっている。余程ぞんざいに扱わない限り勝手に外れたりすることはない。どっちをオスでどっちをメスにするか迷う人がいると思うが、特に方向性は決まっていないので好きにすると良い。基本的に、ポンプや水枕などにはオスを取り付け、PVCチューブ側をメスにすると着脱がしやすい。逆にすると片手で外しにくくなる。イメージすれば分かると思う。

上流側をメス、下流側をオスで統一するなど接続を互い違いにしておけば、PVCチューブをループして接続できるので、パーツ単体での水漏れチェックが簡単に行える。この方法なら接続ミスもなくなる。管理人はこの方法は使わないが。

今回は外付けラジエーターを接続するのにQDを使用するので、パソコン本体側にオスを取り付ける。

メス側にPVCチューブを取り付けて、QD同士を接続する。KOOLANCEのQDは小さくて高品質なので管理人お気に入り。外付けラジエーター側も同じように取り付けた。

スペースの問題で場合によっては上の画像のように45°や90°のロータリーフッティングを使用する人もいると思うが、ロータリーはあまり負荷をかけすぎると水漏れすることがある。負荷のかかる場所はゆるいロータリーは使用しないで、耐久性の高いものを使用した方が良い。(経験談)

ラジエーター側に使用しているのはBYKSKI 45°ロータリーフッティング。ロータリー部分の接続が強固で、回転するときの抵抗が大きめ。全くグラつかないので水漏れの心配は皆無。BYKSKIの製品は安い反面品質は良くないが、普通に使用するには問題ない。EKとかだとロータリー部分が柔いんだよね。高けりゃ良いって訳でもないのが、水冷の難しいところ。

冷却水とファンの交換

QDを取り付けるのに冷却水(クーラント液)を抜いてしまったので、ついでにイメージチェンジをすることにした。今まで使用していた冷却水は透明の色付き(EK-CryoFuel Lime Yellow)だったが、今回は「EK-CryoFuel Mystic Fog」にしてみた。これは半透明のホワイトカラーでカルピスみたいな見た目。ソリッドカラーだと粒子がポンプや水枕に詰まる恐れがあるが、Mystic Fogは粒子がほぼ無いと思われる。まぁ大丈夫だろう。

EK-CryoFuel Mystic Fog (Concentrate. 250mL)

これは水で薄めて作るタイプなので、精製水も相当量を用意する。EK-CryoFuel Mystic Fog 250mLに精製水 750mLを混合して1リットルの冷却水が出来る。管理人の環境で必要な冷却水の量は丁度2リットルなので、画像のように5本もいらないが、余ったものは予備である。

外付けラジエーター(MO-RA3)についているファンが「NF-A20 PWM chromax.black.swap」なので、パソコンに付ける用に同じchromax.blackシリーズの「NF-A12x25 PWM chromax.black.swap」を4個用意した。元々付いている「NF-A12x25 PWM」と入れ替える形になる。色が変わるだけなので無駄な買い物のような気もするが、自己満足である。尚、このファンのお値段はひとつ4000円前後と一般的なものと比較すると高価だが、品質と性能は最高である。

Noctua NF-A12x25 PWM chromax.black.swap

パッケージの中身を見てみる。

ファン本体と、赤、黒、白、青、黄、グレー、緑の防振パッドが付属している。(各色4個の防振パット+黒の防振ガスケット)

ブラウンカラーの通常モデルとの大きな違いは、ファンケーブルがファン本体直後でコネクタ仕様になっている。

両者を並べてみると一目瞭然。ファンブレード中央のモーター部分も若干違いが見られる。スペック上はどちらも同じである。単純に色違いと思って良いだろう。このタイプのファンブレードは静圧性能が高いタイプである。抵抗のある場所(ラジエーター等)に適している。ファンのブレード形状は作るメーカーによって様々なので、使用する場所によって最適なものを選ぶ必要がある。

パソコンケースの底面に4個取り付けた。Noctuaのイメージカラーであるブラウンのファンも悪くないが、やはりchromax.blackの方がこのパソコンには合っている。

以前の記事でリザーバーポンプはラジエーターに取り付けていたが、訳あってパソコンケース内に設置した。

これでメイン機は一応完成。しばらく仕様変更はしないと思うが・・・。

外付けラジエーターやパソコンに関する記事は以下。

「Watercool MO-RA3 420 Pro」最強ラジエーターを買ってみた!
「MO-RA」は、モンスターラジエーターの略なんだお。
404 NOT FOUND | ZPGBF
タイトルとURLをコピーしました